初心者向けラクガキ キングダム チュートリアル作例(1)『すかる_ブロック風』

今回は初心者クロッカーさん向けに、基本図形とラインのみで短時間で描ける簡単なキャラクターを1体作ってみる形式のチュートリアルです。
作例として『すかる_ブロック風』を作ってみました!

3D制作になじみがない初心者の方は以前に書いた 初心者向けラクガキシステム解説(1)『回転拡縮』で「3D空間の座標(XYZ軸)」等も簡単に説明していますので、是非参考にしていただければと思います!

またラクガキの制作に多用するパーツの『移動』についても、『回転』と違い3D空間の概念さえわかれば、あとは直感的にスワイプするだけで自由に動かせるかと思います。

では、作例に添って機能を1つずつ紹介していきます。

図形

 

まず最初に「体」パーツの立方体を描くために、メニューから[描く > 『図形』]を選択し、描きたい「図形」を選びます。その後、「形」として[A:前後両面表示、B:前面のみ表示、C:後面のみ表示]から選んで立体化させます。
今回は立方体を描きたいので、「図形:四角形、形:四角A」を選んでいます。
また「すかる_ブロック風」の目は円柱形の図形で描きたいので、「図形:円、形:四角A」を選んでいます。
『図形』ツールは慣れるまでは分かりづらいかもしれませんが、実際に何度か自身でやってみると直感的に理解できるようになるかと思います。

 

塗りかえ(色の変更)

 

パーツを塗りつぶしたい色をカラーパレットまたは「詳細設定(自分で色を指定する機能)」から指定し、任意の色を選択します。
その後、メニューの『塗りかえ』を選び、指定した色でタップしたパーツを塗りつぶすことができます。
私の場合、つい『塗りかえ』を選び忘れて、何度タップしても色の変更ができない!ということが頻繁にあるので、注意したい操作です。

自分で色を指定する「詳細設定」では以下動画のように、R(赤):G(緑):B(青)それぞれの値を0~255までの数値指定するグラフィックソフトではお馴染みの指定方法となります。(「黒=R:0、G:0、B:0」「白=R:255、G:255、B:255」)

 

厚み変更

 

『厚み変更』ボタンを選び、選択したパーツの厚みを変更することができる機能です。
今回の作例のように正面から立方体を描いた場合、Z軸の方向の長さ(奥行)が厚みとなります。
そのため「正面図方向」から厚みを変更しても変化が見えず、カメラ位置を「側面図方向」に変え、厚みを調整します。

 

コピー

 

『コピー』機能は選択したパーツをコピーし、同じパーツを作ってくれるとても便利な機能!なのですが、感覚をつかむまで使いこなすのが難しい機能でもあると思います。
まずは、[コピーの種類:シンプル・左右反転・上下反転・上下左右反転]を選び、その後コピーするパーツの「接続点(次のパーツに繋がるコピーしたパーツの中心となる点)」をタップで決め、確定ボタンで選択したパーツをコピーできます。
動画を観ていただいてもわかる通り、私もまだ1度で上手く狙った位置にコピーできることは稀で、今作も何度か「接続点」の位置を変え、パーツをコピーしています;

狙った位置に1回でコピーするのは初心者には難しいと感じます。
なので、まずはなるべくコピーしたい理想の位置付近でコピーできる接続点を探し、いったんコピーします。
その後『移動』ツールで微調整する方が個人的にはやりやすいかなと感じています!(今回の作例もコピー完了後にコピーしたパーツの位置を微調整しています。)

その後コピーしたパーツ(黒)を110%程度に拡大し、「体」パーツの中心に移動。
『厚み変更』でパーツ(黒)の厚みを調整し、「体」パーツが見えるようにしています。

パーツ追加について

 
2つ目以降のパーツを描く時には、最初に「接続点」を指定する必要があります。
今回の作例では「体(白いパーツ)」に目をつけたいので、「体」をタップし接続点を指定して、円柱状のパーツを描きます。
2つ目以降のパーツには『役割』を指定する必要がありますが、今回は「体」以外には特に動きはつけないので全て「動かない」を指定しています。
※各パーツの『役割』については、手足などがある作例で次回以降に説明する予定です。

ライン

 

メニューから[描く > 『ライン』]を選択すると、ライン(線)を描くことができます。
『ライン』の描き方も図形同様に、まずタップで「接続点」を決め、その後ラインの始点~終点までの線を描く形となります。
直線を描く場合は、始点をタップ、その後離れた位置の終点をタップすると、その間を繋ぐ直線が描かれます。
この機能を利用して、歯の部分を『ライン』を使い、直線で描いています。

「正面図方向」からは見えない小さな領域にラインを描く場合には、見やすい方向に切り替える&カメラの『ズーム』の値を大きくし、拡大して描くと描きやすいと思います。
また拡大することにより、「接続点」を意図しないパーツにつけてしまうことも防げます。

 

これで、『すかる_ブロック風』は完成となります!

 

一番最初に投稿した『すかる_ドット絵風』も今回の描き方をベースに『立体』ツールで細かく直線のみで、パーツを描いていった感じになります。

私のように全く絵が描けなくても、できる限り直線や基本の図形のみでラクガキを構成し、線が汚くならないようにすれば、ある程度のクオリティのラクガキは描けると思います^^

 

次回はまた別のもう少し複座な作例で、今回説明できなかったパーツの『役割』等の機能を説明したいなと考えています!

もし何か感想やわかりにくい点等あれば、このブログのコメント欄かTwitterの方にDM等いただければ、できる限り答えさせていただきたいなと思っています(^人^)

 

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